高専からの大学編入 受験体験記

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各大学を受けた先輩たちの体験記を掲載しています
これから編入学試験を受ける人には大変参考になると思います
またコチラから高専からの大学編入@wikiのページへ飛びます。是非ご覧下さい。
なお、体験記を書いてくださる方を募集しています
これから編入試験に臨む後輩に是非力を貸してあげてください
体験記の内容は 書式 を参考にしてください
また、一度メモ帳等に書いてからコピペした方が書き込みやすいと思います。
皆様の協力をよろしくお願いいたしますm(__)m

京都大学 - 管理人

2009/12/22 (Tue) 13:01:55

京都大学編入に関する体験記です

京都大学工学部地球総合学科 - sasasa(管理人)

2009/12/25 (Fri) 00:16:51

○所属
松江高専環境・建設工学科

○受けた大学と合否
京都大学工学部地球総合学科  不合格

○併願大学と合否
専攻科  合格
神戸大学工学部市民工学科  合格
金沢大学理工学域環境デザイン学類土木建設コース  合格

○学校での成績(席次)
一年 ?番
二年 4番
三年 4番
四年 4番

○試験問題の概要と出来
数学
大問が4つ。
難易度はかなり高い。公式の導出,公式・定理の応用など,基礎部分の理解力を試される。

物理・化学
物理・化学でひとつのテスト。
50:50の割合で出題
化学は工業化学科の受験生以外はまず解けない。
物理は基本的な問題。ここで点を稼がないと厳しい。
物理は力学一問,電磁気学一問

英語
TOEFL(留学生向け英語試験)によって,換算
受験者のスコアはおおよそ30~60後半。
松江の場合,一番近い試験会場が大阪なので,何回も受けれない。費用がかさむ。
そこらの英語とは比べ物にならないくらい難しい。
Reading,Listening,Writing,Speakingがある。各パート一時間ずつで,計4時間のテスト。


○面接の内容
面接官(試験官)が5人
面接という名の,口述試験。
最初の数分は,志望動機・卒業後の進路・併願校等を聞かれる。
残りは,すべて口述試験
受験者によって質問される内容が違っていたらしい。

聞かれた事
構造の分野
構造物を形成する部材名
梁と桁の違い
曲げと曲げモーメントの違い
圧縮試験に必要な要素
引っ張り力のみ発生する構造物 は?
応力の定義
安定と不安定の説明

水理・土質の分野
圧密と圧縮の違い
正規圧密と過圧密の説明

フルード数の式は?
フルード数の意味
比エネルギーの式・意味
比エネルギーとフルード数の関係
↑で対象となる流れの名称と,流れ方の説明

減点方式のようだった。試験官がマイナスいくらと書いているのが見えた。
答えられないのが多かった。質問の意味が理解できないものもあった。

人によっては構造系の質問をされなかった人・施工の質問をされた人がいる。その人の研究分野・得意分野を攻めてくる。

Re: 京都大学 - kobu

2010/09/29 (Wed) 12:34:55

○高専名・学科名・名前
 松江高専、環境・建設工学科、4年、KOBU

○学校での成績
 1年 一位
 2年 一位
 3年 一位
 4年 一位

○受験した大学・学科名とその合否。
 ・金沢大学環境デザイン学類土木建設工学科(合格)
 ・神戸大学工学部市民工学科(合格)
 ・京都大学工学部地球工学科土木建設コース(合格)
○受験した大学の試験問題の概要。
 京都大学
  英語・・・TOEFL。
  物理・・・力学・電磁気の2題。詳しくは過去問を拝見しましょう。物理が苦手な僕にとっては、今年の力学は難しかったです。力積の使い方がわかりませんでした。電気は回路の問題でした。
  数学・・・傾向は毎年と同様4題編成で、証明問題がほとんどでした。難易度はかなり高いです。
  化学・・・今年は計算系でした。どうも、勉強した人からすれば簡単だったようです。あいにく僕は捨てる覚悟だったので、一問しか解けませんでした。
専門・・・口頭試問でした。来年から2年次編入なので、専門はないと思われますが、参考程度に質問内容を書いておきます(記憶する限り)。
 [構造]
・どんな材料でもいいから、応力‐ひずみ曲線を書いて
・その直線部分は何という領域か
・応力とひずみの関係をE、σ、εを使って表して
・モールの応力円の知るところを教えて
など
[土質]
・粒径加積曲線をかいて
・どんな試験の結果その曲線が得られるか
・液状化を説明して
・ボーリング試験をする意味は
など
[計画]
・カーブを曲がる際に働く力の名称
・遠心力の公式は
・その力を小さくするにはどうすればいいか
・道路を傾けますが、その名称は
・カントの力学的な意味は
など
以上のように基本的なものが多いです。

 面接・・・口頭試問と併せてしました。志望動機などをさっと聞かれた程度です。

○自分なりに得た、受験した大学の試験問題の傾向。
英語はTOEFLと大変ですが、結局みんな点が取れないので大した差になりません。僕は40点しかなかったですが、大丈夫でした。最低40点台だとおもいます。まあ高いに越したことはないので、50以上を目標にするといいと思います。なるべく早めに一回受験してみて、力を知っておくといいと思いま。
 数学は、難しい上に時間が全く足りません。さらに、とんでもなく難しいものもあります。問題をみて、解けそうなやつから解いて、6~7割解ければ大丈夫だとわかりました。他と差をつけるには、論証の仕方やいかに丁寧に書くかが大切だと思います。その部分を先生に徹底的に叩き込んでもらいました。数学者が好む解答を心がけましょう。
 物理・化学について。結果論でいえば、化学はほとんどできなくても受かります。ただ、その分物理で稼ぐ必要があります。その物理ができなくて泣きそうになりましたが。ただ、来年以降化学は落とせなくなると思います。化学のある大学を併願するなどして、しっかり対策をとりましょう。
 専門は日々の積み重ねです。先生にあてられたら必ず答えるようにしましよう。それが口頭試問ではかなり役に立ちます。
○受験した大学の試験科目と、それに対する対策。
 英語は、DB5500、即戦ゼミ、構文80をやって、先生から出される課題をしました。また外国人の先生と勉強したりしました。
 物理はセミナー(第一学習社)と電気科の人に借りた電磁気の本をメインでしました。そのあと過去問を解きました。
 化学は過去問をみて、聞いたことのあるやつだけ解いただけです。
 数学は徹底演習と高専の数学2・3を2周ずつしました。さらに教科書にかいてある性質の証明をひたすら読んで書いて覚えました。確率は専門の先生に本をかりて、出そうなところのみをしました。これで目標の6~7割はとけました。ただ、確率は白紙でだしました。
 専門・・・今までの財産のみです。
      
○面接で聞かれた内容。
 志望動機、将来、勉強したいことなどありふれたものばかりでした。その場で十分対応できるものばかりです。
○コメント
 試験のできを考えれば、受かったことが不思議でなりません。結局、難しいのでみんな出来ません。そのなかでできるものを見つけ、確実に解くことが大切です。相手は京都大学です。試験中にかなりうちのめされます。それに耐えられるくらい日々自身を追い込みましょう。僕は何度も地獄をみました。頑張ればその分いい結果になります。あきらめないでください。

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